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【派遣社員の定着率向上のために】

2018/09/28(金)

派遣社員の定着率の低さは職場環境にも影響する

 

「人手不足を補う即戦力を確保するために」「社員の採用コストを軽くするために」「雇用のリスクを軽くするために」「教育コストをカットするために」など、企業が派遣を利用する理由は様々です。しかしながら、数多の企業の中から自社を選び出してくれたはずの派遣社員が「長期で定着しない」、「すぐ辞める」ということはよくあり、「派遣社員の欠員補充」に頭を悩ます企業の採用担当者は少なくありません。また、契約更新時に引き続きの就業を依頼した場合でも派遣社員から拒否されるケースが多くあります。ようやく採用できた派遣社員の定着率が低いことは、自社社員が働く職場環境に影響することも考えられます。

 

例えば

 

・派遣社員の欠員を埋めるために自社社員の負担が増加し、仕事全体の能率が落ちる。

・自社社員の残業が増加する。

・担当者がよく変わることで顧客サービスが低下する。

・引き継ぎが上手くできない。など

 

自社社員が働く環境を整え、業務効率の維持を図るためにも、派遣社員の欠員補充が容易でないならば、「派遣社員の定着率をアップさせること」は職場環境を守る重要な対策の1つとなるわけです。

 

派遣社員が派遣先を辞めようと考える理由

 

派遣社員が自己都合で派遣契約の終了を申し出る理由は様々です。

①考えていた業務内容と実際の業務内容に違いがあった

②業務内容が自分に合わなかった

③業務が想像以上に忙しい(又は暇すぎる)

 

①②③は業務の内容についての不満です。職場や仕事内容に対して不満や疑問を抱えると上司に相談をして改善するというより、派遣社員という立場で仕事をする場合は、正社員と違って転職への決心が気軽にできる傾向にあるようです。また派遣先としては即戦力を期待しているため、責任の重い仕事や残業を必要とするような仕事をお願いした場合、「時給に見合わない」と不満に感じられてしまうケースがある一方で、派遣社員としてやる気を持って出社したら何もすることがなく終業時間までどう過ごしていいのかわからないなどというケースも仕事を辞めようと考える理由にあげられています。

 

④さらに条件の良い企業への転職

有効求人倍率の高まりは、他の企業への転職を後押しすることにつながります。

 

職場内の人間関係や職場の環境になじむことができない

派遣社員は派遣先での面接を受けるわけではないので、派遣先での人間関係や職場の環境に順応できるかどうかは、派遣社員の定着に大きく関わってきます。受け入れる側の人間関係がもともと円滑でない職場、自社社員が派遣社員の上に立つような態度で接する企業では派遣社員の定着率も低くなります。

 

⑥家族に病人や介護を必要とする人ができた、引っ越しなどの家庭の事情

 

⑦本人の体調不良により仕事を続けることができない

家庭の事情や体調不良などが「派遣を辞める」理由としてあげられることで、本音が隠されている場合があるかもしれません。また、業務内容や職場の人間関係に対するストレスから体調を崩すといったことも実際には少なくありません。

 

派遣社員の定着率を向上させるポイント

 

派遣社員を受け入れる派遣先企業として、派遣社員の定着率を向上させるために見直すべきポイントをあげてみましょう。

 

・自社の業務内容を派遣会社の担当者へしっかりと説明する

仕事の内容や就業時間などについて派遣社員へ説明をするのは、派遣元企業である人財派遣会社の役割です。派遣契約を結ぶ前の派遣社員に自社の業務内容がしっかりと伝わり、内容を把握した上で業務を始めてもらうことで、業務内容への不満が軽減されます。そのためには、まずは派遣会社の担当者との連絡を密にし、自社の業務内容の詳細をしっかりと伝えることが必要です。派遣社員に業務内容を伝えたうえで合意を得ることが大切です。

 

・派遣社員が働きやすい環境を提供する

専門スキルを持った派遣社員と言っても就業間もないうちは、業務内容にプラスして、人間関係、職場環境などすべてにおいて緊張するものです。就業初日の部署社員へのアナウンスの他にも「人間関係」が構築されるまでは自社社員が積極的に声をかけるなどのアプローチが必要です。また派遣社員が業務上での質問したいとき、社内の施設使用について質問したい時など、誰に質問すればいいのか「指導者」となる人を明確にしておくことが派遣社員のストレスを軽くすることにつながります。自社社員と派遣社員の間に垣根を作らず、常にコミュニケ―ショーンがとれるような働きやすい職場環境づくりを意識することが必要です。

 

・業務指示を明確に出す

派遣契約の更新をしない理由に「業務指示が不明瞭であること」をあげるケースが多く見受けられます。業務に関して「どう動くのか、何をしたらいいのか」と言うことが明確に伝わることが派遣社員の仕事へのモチベーションを維持することになり、派遣社員の定着率を向上させます。派遣社員が誰の指示を聞けばいいのか、誰に質問したらいいのか、派遣社員を受けいれる前に受け入れ側が今一度確認することも必要です。

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